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Hedy Lamarr


Coloured Pencil Drawing.  
This art print is available at Celebrity Art Prints.com.


色鉛筆画。
作品のアートプリントは下記のサイトで販売しています。


ヘディラマーは1914年オーストリアのウィーン生まれ。1953年にアメリカに帰化。女優、発明家。
へディラマーの両親はユダヤ系。父親はルンベルク(ウクライナ)生まれの立身出世した銀行家。母親はブタペスト(ハンガリー)生まれのブルジョア家庭出のピアニストであった。


17才でドイツ映画に初出演し、その後もドイツやチェコスロヴァキア制作の映画でキャリアを伸ばす。後にロンドンに渡って、MGM(メトロ ゴールドウィン メイヤー)の創始者のひとりと出会い、1938年にハリウッド映画『Algiers/アルジーアス』でシャルル ボワイエの相手役をつとめる。1940年には『ブームタウン』でクラーク ゲーブルやスペンサー トレイシーと、41年には『美人劇場』でジェームズ スチュワートなどの大物スター達とも共演している。
際立った美貌の持ち主であったことから、黄金期のハリウッドで最も美しい女優であるとしばしば褒め讃えられた。
また黒髪を真ん中分けにしたヘアスタイルは、映画『風と共に去りぬ』のヴィヴィアン リーも真似たという。


ヘディラマーは発明家でもあった。
仕事で軍需品を作っていた元夫から得た知識をもとに、音楽家で発明家のジョージ アンタイルと周波数ホッピングスペクトラム拡散を1942年に共同開発した。
このシークレットコミュニケーションシステム(秘密通信網)となる発明は、当時のテクノロジーにおいては実行することが不可能であったようだが、20年後の1962年にアメリカ軍によって履行され、1990年代になってようやくその重要性が認められたとのこと。(それにしても、特許権の期限がちょうど切れてから履行するって怪しい?)

これは現在の携帯電話やGPS(カーナビ)、無線LAN(ワイヤレスインターネットコネクション)などに応用されており、近代の通信技術における基礎的発明である。
かつてスクリーンで最も美しいと呼ばれた女優は、現代文明に偉大な足跡を遺したパイオニア(開拓者)だったのである。



"I have not been that wise. Health I have taken for granted. Love I have demanded, perhaps too much and too often. As for money, I have only realized its true worth when I didn't have it." - Hedy Lamarr

”私はそんなに賢い人ではなかったの。健康は当たり前のものだと思ってきた。愛は強要してきた、たぶん度が過ぎたかも。お金に関しては、無い時にその本当の価値を知ったわ。”ー ヘディラマー


下記のブログで作品の工程などについて説明しています。

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