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美しいジェントルマンたち

The Beauty Of Artがおくる
バレンタインデー特集



ゲイリークーパー (Gary Cooper)
1901−1961







過去から現在までゲイリークーパーほど美しい男性を見たことがありません。単なるハンサムではなくダンディー。190センチを超える身長にハリウッド仕様の面長の顔、誘惑の眼差し。スクリーンがどれほど艶めいた事か。にじみ出た品格やセクシーさがすてきです。
 ちなみに、今の私のブログの背景が、オードリーヘップバーンとゲイリークーパーが共演した映画『昼下がりの情事』からのワンシーンものです。私はこの作品がすごく気に入っています。

若かりし頃のゲイリークーパーがこんなにカッコいいと分かってから、ふたりの生まれた時代がずれて無理だったのは分かっているのですが、若いクーパーと若いヘップバーンの共演が一番見たかったかも。ちなみに、一番上の写真のキャロル ロンバードとは恋愛関係にあったようです。


ケーリーグラント (Cary Grant)
1904−1986



オードリーヘップバーン主演の映画『シャレード』で見てから初めて知って、こんな顔立ちの男性はもういないなぁと思いました。というよりも、こんな顔はもう人気の的から外れてしまったようです。

ハリウッド仕様の割れ顎とたっぷりとした艶髪が、クラシックなハンサム顔をより引き立てています。プレイボーイタイプではなく、真面目そうな感じが好印象。男前でも一緒になると安心できそうなタイプ(笑)かな。


マーロンブランド (Marlon Brando)
1924−2004





マーロンブランドは型破りな人として知られていました。私生活でも俳優としても反抗的な人であったけれど、偉大な俳優であったことは間違いないでしょう。

クラシック映画好きで有名なマイケルジャクソンとは生前仲が良く、80才になってマイケルジャクソンの『ユーロックマイワールド』のミュージックビデオにマフィアのボス役として出演。しかし、その同年に亡くなりました。反抗的な瞳の奥にみえる優しさが印象的。


チャーリーチャップリン  (Charlie Chaplin)
1889−1977



チャップリンは本当は決してブサイクな人ではなかったことをここに証明します。
1975年にエリザベス二世よりSir(ナイトの称号)を与えられた偉大な喜劇王チャーリーチャップリンはブサイクな男ではなかったのです(もうええか!)。逆にコメディアンとしては男前過ぎたので、笑いを誘うようにああいったおかしなメイクを施す事になったとか。

昔から苦労して苦労して、それでも頭の中はアイデアでいっぱい。コメディで世界の頂点に伸し上がったチャップリンの人生は、彼の忍耐と豊富なイマジネーションが築いたようなものでした。
これほど人の手本になって、尚かつ励みになる生き方はないね。自分を飾るものなど何もなくてもいい、ただスマイルを忘れずに夢を描いて一生懸命がんばればいいんだ。ゴールが何であったとしても。


ジェームズボンド役のショーンコネリー (Sean Connery as James Bond)
1930−





”本物”のジェームズボンド(!)。
ショーンコネリーが初代ジェームズボンド役を演じてから、ジェームズボンドには熟れた男のイメージと、黒髪で面長のセクシーな紳士のイメージが定着してしまいました。今の丸顔のブルーアイズに金髪では、ボンドとしては何かもの足りません(クレイグのボンドが好きな方ごめんなさい)。
ショーンコネリーのボンドにはトール(長身)、ダーク(黒髪)、ハンサムという、英語の男前の表現がぴったりなのであります。
近年、英国の男たちが『憧れる生き方の男』のナンバー1にあげたのがジェームズボンドでした。(たくさんの女を囲う部分。笑)


ポールニューマン (Paul Newman)
1925−2008



58年にアカデミー賞を受賞してから、着々と実力派俳優の階段を駆け上っていったポールニューマンは20世紀で最も成功した俳優のうちのひとりでしょう。特に63年に入ってからは毎年連続してトップ俳優ランキング10に顔を見せるなどし、3度のアカデミー賞受賞に加えて生涯で数多くの賞を獲得しています。俳優を志す以前に勃発した第二次世界大戦では、あの壮絶な戦いで知られた沖縄戦に参戦しました。

私生活では、アメリカ軍のベトナム戦争における戦いに対し反戦運動を起こしたり、黒人の公民権運動を展開したりしたことから、(結果的にこれらでホワイトハウスのブラックリストに名が記載された)非常に勇敢で優しい人物であったことが想像できます。

また、貧困に苦しむ子供達に純利益の全額を寄付するために設立した『ニューマンズオウン』というサラダドレッシングのビジネスを通じて、1982年以降総額2億2千万ドルを寄贈。俳優引退後も、かねてからの意向通りこの事業に専念しました。(ドレッシングはオーストラリアのスーパーでも売られています。添加物が少なくてすごく美味しいですよ)


アランドロン (Alain Delon)
1935−

Alain Delon
Alain Delon Pictures


美しい男の代名詞として知られるフランス人俳優ですが、両親の離婚、再婚、異父母兄弟が生まれるなどで、愛情に飢えた少年期を送っていました。大人になってからも、これが満ち足りない表情と寂しい眼差しを持つ理由だったのでしょうか。

俳優として早くにスターダムにのし上がると、同年代で突然に世を去ったアメリカ人俳優のジェームスディーンと比べられることもよくあり、ハリウッドでは戦争映画や西部劇などに出演しました。ただ彼の作品の多くはフランス映画ですが。

70年代からは自身の名をブランドにした製品を出すなどの事業を展開。日本の古代文化からインスピレーションを得たSAMURAI やSHOGUNなどと名付けたメンズ用香水をプロデュースしたり、そのほかサングラスや腕時計、洋服、文房具、タバコなど、その美しい男のイメージを利用して、男の身の回り品を世界中で提供しています。



コメント

  1. どの方もみなさん、ほんとに素敵ですね~!!惚れ惚れします^^
    若い頃アラン・ドロンに憧れてポスターとか貼ってた記憶が・・・(^^;
    その他の方たちは世代が違うので若い頃はあまり知りませんでした。ショーン・コネリーは違いますが。彼はミスター007ですよね。彼が一番ボンドらしいと思います。でも個人的にはピアース・ブロスナンのボンドが好きです^^(顔というか全体的な雰囲気が好きなんです)

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  2. チャップリン美青年!!
    上の“りりー”さんと同じように、俺もボンド役ではピアース・ブロスナンが一番好きなんですよ。スマートな感じで。
    ショーン・コネリーはアンタッチャブルの印象が強くて、どうしても“かっこいいおじいちゃん”のイメージがとれないのです。

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  3. りりーさん

    ピアースブロスナンもトール、ダーク、ハンサムですね。ショーンコネリーよりも男臭くなく、洗練されて洒落たイメージがあります。

    アランドロンはちょっと陰のある感じが魅力的だと思います。繊細な雰囲気が放っておけない(笑)。たぶん身近にいたらドキドキします。
    義母は昔の俳優ではケーリーグラントが群を抜いて男前だと言っていましたが、最近ではヒュージャックマンのことを絶賛しています。

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  4. コウスケさん

    私は昔チャップリンが美男子であった事を知らなくて、イギリスに留学中、入ったマクドの壁にこの写真と同じポスターが貼ってあったのを見て初めて知りました。あまりにも上品で格好よかったので、バーガーをかじりながら何度そのポスターに目を向けた事か。。。

    ショーンコネリーはどちらかと言うと、若い頃からおじさん臭いですよね(笑)。そこがどしっとした貫禄に繋がって魅力的でもあるのですが。だから年を重ねてもあまり変わっていなくてずっと渋いまま。
    ”かっこいいおじいちゃん”なんて言われる俳優はなかなかいませんから凄い褒め言葉じゃないでしょうか(笑)。

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  5. 子供の頃に見た、アラン・ドロンに憧れてしまいました。
    カッコイイ男の象徴の様な印象を覚えましたので。
    また、その頃チャールズ・ブロンソンも大好きで、二人が共演した「さらば友よ」は尾道で1度、大阪で2度(福島区と甲子園口の親戚に泊まって)も見に行った記憶があります。
    彼等を真似したいと思ったものでした。。。
    ドロンは無理でもブロンソンなら、って思ったものでした。(笑・無理無理)
    当時美しかった女優さんはヘップバーンとカルディナーレとテーラーでしたね。
    また、仏・ポップシンガーのシルビー・バルタンも好きでしたね。
    この記事で懐かしい思い出に浸っております。
    有難う御座いました。

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  6. J.TERAさん

    初めて聞いた名前の人が多くて、今調べてみました。ふたりの男優とも違う味を持っていて格好いいですけど、以前J.TERAさんの若い時の写真を拝見しましたらふたりに劣らない美男子だった思いました。ちょうどアランドロンの甘さとブロンソンの渋い男らしさを混ぜた感じでした。

    カルディナーレも初めて見ました。とても魅力的でした。いやらしい表現でちょっと言いづらいのですが、イタリアの女優には官能的な魅力がありますね。やっぱり男性が褒め言葉を女性に浴びせる度合が大きい国の人は、女性の熟し方が違います(笑)。

    私は男性ではゲーリークーパーが一番好きですが、現代では男女とも容姿よりも演技の上手な俳優に魅力を感じます。

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  7. 本当に有難う御座います。
    ドロンとブロンソンのミックスとは最高の褒め言葉で、心から感謝し、凄く嬉しく思います。

    若い頃の写真ですので甚だ今は疑問ですが、いつまでもあの頃の気持ちのままでいたいと思っています。
    (年齢よりもかなり若く見られますので、ちょっと照れ臭いですが、もう成人の娘も居ますので)

    私も今は、やはり容姿も多少は大事ですが、演技力が魅かれる事が多いですね。

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